コンピュータの歴史からリッチクライアントを見る 2

curl2007-02-05



さて、前回、「ネクストトレンドはいかにクライアントにデータを送るか」である、
と大仰に決め付けてしまったわけですが、
ネットワーク技術ではなく、アプリケーションの視点で見るとどうなるでしょうか。


今回の図も、同じように赤と青に分けていますが、
青色のホスト型とWEBアプリ型は中央集権型と呼ばれ、
赤色のC/S型は分散型と呼ばれています。
やはりここにも技術特徴が二世代ごとに同じになる、という現象が見られます。


前回と同じように、アプリケーションのネクストトレンドが
一世代前の技術と同じ特徴を持つと考えると、その特徴は「分散型」ということになり、
Curlに代表されるリッチクライアント技術は、
まさにこの特徴にぴったりと当てはまる、といえるでしょう。


これはWEB2.0の特徴である「マッシュアップ」にも見受けられる特徴ですが、
いずれにせよアプリケーションのネクストトレンドは、
「分散型のクライアントパワーを使っていかに効率よくコンテンツを結合させるか」
という特徴を持っていると定義できるわけです。


2回にわたって過去の歴史からネクストトレンドを考えてみましたが、
どうだったでしょうか。
人によって考え方はいろいろあると思います。
意見など、コメントしていただけるとうれしいです。