モバイルLinuxマシンがビジネスに与えるインパクトとその可能性


というタイトルの講演を、LinuxWorldにて行ってきました。

先日、iPhoneソフトバンクから発売することが発表されましたが、
ここ最近、スマートフォン、MID(モバイルインターネットデバイス)、
UMPC(ウルトラモバイルPC)などと呼ばれる、
「パソコン並みの能力を持った携帯端末」が続々と発表されています。


今回の講演では、OSにLinuxを採用することも多い、極小PC端末が、
実際にビジネスの市場において受け入れられるのか、
そして、受け入れられるのであれば、具体的な使用例はどんなものか、
というようなことを、市場分析と合わせて探ってみました。


■「モバイルLinuxマシンがビジネスに与えるインパクトとその可能性」講演風景
http://www.linuxcons.gr.jp/richclient/richclient_index.html


オープンスペースでの講演だったこともあり、最初は会場も閑散としていたのですが、
気が付くと講演風景のように、数十名の賑わいに。
やはり、皆さんもこのあたりのビジネスインパクトに興味があるようですね。


資料の中で紹介した、「Linuxのモバイル端末における占有率の伸び」として、


1. 今後5年間におけるモバイル端末のOSとして、75%の年間成長率を達成する
2. 2012年までに、モバイル端末のOSとして、31%を占め、3億3100万台の出荷台数となる。
※米ABI Research 調べ 2007年8月発表

という分析結果があるのですが、これ、驚きじゃないですか?
ubuntuなどの盛り上がりを見ても、デスクトップLinuxディストリビューション市場が
熱くなっていく確率はかなり高そうですし、Curlもいろいろ面白いことが出来そうです。