現場に目を向ける、ということ

ニッチ市場を広げる、という方向と、これまでにはなかった市場を創造する、
という方向はまったく違うベクトルではないだろうし、
市場にあふれるものが「再利用」「つなぎ合わせ」というもの『だけ』となると、
寂しくなってしまうのも感情としては事実あるけれども
現在の潮流はマッシュアップだということは、正確に認識しなければいけないと思う。


そのため簡単に、「映画ではリメイクや昔の原作を映画化したものがヒットしている」とか、
「音楽の世界でもカバー、コラボ、サンプリングなどが支持を受けている」、
なんていうことを例として挙げてしまうのは、
現在起こっていることを、深いレベルで理解を妨げるような気がして、
できるだけ実例に目を向けるようにしています。


そういう意味で「WEB2.0 BOOK」はすごく参考になりました。
とてつもないスピードで膨張するテクノロジーの宇宙のエッジに
苦も無くワープさせてくれるこういう書籍は、非常にありがたいものです。