WBS2.0 vol13 に参加してきました。


WBS2.0 はワールドビジネスサテライトの略ではなく、Web Business Shuffle の略で、
サンブリッジの小川さんが中心となって、昨年から1ヶ月に一度のペースで
WEB2.0のサービスやトレンドを紹介するイベント。


まずは、ジェイマジックの宮田さんによるシークレットプレゼン。
実にライトニングで、デモが見れなかったのは残念でしたが、
画像検索とケータイの連携というのは魅力のある分野です。
以前のエントリでも扱った、W-ZERO3のようなスマートフォンなどとも相性がいいはず。

ちなみに携帯の顔写真から似ている有名人を判定してくれる「顔チェキ」をじっさいにやってみたら、
1位は坂口健二で2位がオダギリジョー
いつもは石原良純っていわれるので、ちょっと気を取り直しました。


■顔チェキ QRコード有り
http://www.j-magic.co.jp/01_media/kaocheki.html


■ジェイマジック株式会社
http://www.j-magic.co.jp/index.html



次はフォートラベルの津田さんによるプレゼン。
旅行好きに支持者が多いフォートラベルですが、
フォートラベルの目的や、サービスの立ち上げ期の苦労話、
今後の展望などが盛り込まれた実に興味深いものでした。


特に私が感銘を受けたのは、旅行者の取った写真をフォートラベルにアップしておくことで、
企業のWEBコマーシャルのなかで実際に利用されるというもの。
こういったメディアの「元」に実際のユーザーが作成したコンテンツを利用していく考えを
「Consumer Generated Media(CGM)」といったりしますが、
津田さんは、CGMの前には「Consumer Generated Contents(CGC)」があり、
このコンテンツをメディアに変換する編集機能をもっと考えていきたい、
と語っておられ、非常にインプレッシブでした。


消費行動にはAIDMA(最近ではAISASなど)といわれる段階法則があるのですが、
(当日の小川さんのプレゼンの中でも出てきました)
この行動法則はあくまでも「フロー」であり、「チェーン」になっていません。
私はこの消費行動の始端と終端をつなぐ技術なり機能なりに非常に強い興味を持っていて、
先のCGMの一例こそはその1つの方法だと思ったわけです。


現状は「消費行動のフロー」をどれだけ強くサポートしても、
そこに流れる情報はデータベースという受け皿にたまっていくだけでしかありませんが、
CGMなどを利用することで、その受け皿の中のものをもう一度「汲み上げ」て、
ユーザーへのアテンションの元にできる世界というのは
また新しいマーケットとして構成されるのではないかと考えています。


個人的にはその新しいマーケットには、いわゆるお金とは違った概念が
物品の交換対象としてありえると思っていますが、そこからはまた別のお話ということで。


■フォートラベル
http://4travel.jp/


アットコスメ
http://www.cosme.net/
(津田さんが「意識した」と言われた化粧品クチコミサイト)