情報は水と同じく、低所へながれるか?


■「YouTubeで欲求不満を解消するサウジアラビアの若者」
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20363566,00.htm


戒律の厳しいサウジアラビアでは、インターネットに刺激を求める若者が増えつつある、というお話です。
ネットの世界には、こういった「既存の環境では不可能だった情報の入手」がいとも簡単に行えるパワーがあることを
再認識させられます。


ネット上の情報というものは、水と同じような性質をもっていて、
たとえば、国境という壁は、ネットの世界では希薄なので、
文化や貨幣といった、国家に依存するような価値も、
水が低所へ流れるように平準化されていく、という現象がよく見られます。


サウジアラビアの文化は、YouTubeという高所から、大量の情報をなみなみと注がれ、
どのように変化するのでしょうか。
日本ではすくなくとも小島よしおがブレイクしたくらいの変化はあったようですが、
いずれにせよ、決して悪い結果ばかりではないと思っています。


ちなみに、サウジアラビアでは日本で人気の「ポケモン」は違法だそうです。
偶像崇拝、カードの賭博性、といった理由で、
アニメを見るのも、ポケモンのカードを持つのも法律で禁止されているのだとか。
たとえばこんな文化が、どう変わっていくのか、興味のあるところではあります。