Javaアプレットとの比較(前回のさらに続き)

Ajaxとの関係

Ajaxではこれまで、「せっかく見栄えのいいUIが用意されていると思ったら、
中のソースコードが複雑すぎて利用に耐えない」ということが結構ありましたが、
最近ではBindowsのようなB2Bの案件でも利用できそうなものが出てきています。

「リッチクライアント」という言葉を広めるキーとして、
Ajaxが普及することで、この世界でのユーザーのニーズを掘り起こすことになると思っています。
当然、Ajaxだけでは実現できないこともあるはずですので、
そこで、AjaxネクストテクノロジとしてのCurl、ということになればいいな、と。
まあ、あまり気長に構えていると、マイクロソフトあたりにごっそり持っていかれそうなので、
締めるところは締めないといけないのでしょうが。

ライブラリとの関連性、という点に関してはあまり具体的なものは内容に思います。
Ajaxで実装されたUIとしていいものがあれば、Curlも追随するというぐらいでしょうか。
CurlJavaScriptとの通信などは真剣に討議されてしかるべきかも知れません。


WEBサービスとの親和性

WEBサービスと連携するフレームワークとしてCurlはWSDKというものを無料で公開しています。
WSDLからCurlの接続モジュールを自動的に生成する機能や、
XMLを読み込んでドキュメントモデルとして扱える機能などがあります。

アメリカ出張中で開発に携わっていたのですが、
相互運用性については、他の言語でも同じような問題を抱えています。
基本的にWS-Iに準拠しているのですが、
整数型などのプリミティブな型を繰り返し可能なタイプとして定義する際に必要な
ラッパーが未実装であったり(Javaでは実装済みなはず)します。

BEAやWebSphereなどのサーバーごと、また実装言語によって異なるWSDLが出力されますが、
これらの対応のためにも、もう少し資料を用意しないといけないなとも思っています。


とりあえず藤井さんからのご指摘にはざっと答えさせていただきいたつもりです。
Java派、Curl派だけでなく他の言語を使われている方でも、
Curlについて遠慮なくご質問ください。
とくにJava派の方には、Javaのよさなどをコメントで教えていただけるとありがたいです。