トラックバックをいただきました
サンの藤井さんからトラックバックをいただきました。感謝感激でございます。
話題を広げるためにも、まずは藤井さんから指摘いただいた内容に関連して、
Curlの情報と私の個人的見解をば。
クライアント製品は、もちろんJava、Flash、.NET、Curlなど、非常に多くのベンダーが提供していますが、
それぞれの良さや適用範囲については、ユーザーだけでなく、各ベンダーも把握しておらず、
ユーザーにとってもベンダーにとってももったいない状態になっています。
個人的にもこれは大きな問題だと認識しており、
ユーザーや各ベンダーが腹を割って話し合う場が必要だと考えています。
今回の投稿がそのような場になれば幸いです。
リナックスコンソーシアムのリッチクライアント部会というものにも参加していますので、
興味のある方は、そちらにご参加いただければ、Curlだけでなく、
他のリッチクライアント製品のベンダーに直接質問する機会をもてると思います。
もちろんDeveloper's Loiungeも忘れちゃいけませんね。
ラウンジで私を見かけたらお気軽にお声をおかけください。
■Javaとの連携について
ケンカを吹っかけておいて、いきなりなんなのですが、
上記でも述べたリナックスコンソーシアムのリッチクライアント部会で、
実はJavaアプリケーションとの連携サンプルをご紹介しています。
Java側はSCIO社のIdbAという製品で作成しました。
内容は以下のような流れになります。
①クライアントに簡易的なWEBサーバーを立てる
②WEBサーバーからショッピングサイトからHTMLを取得する
③JavaアプリケーションでHTMLをDOMに変換する
④製品情報をスクレーピングし、XMLを生成
⑤CurlはXMLを取得し、UIに適用して表示
対象アプリは、ここのブログでも紹介している、
ショッピングアグリゲーションアプレットで行いました。
CurlはXMLのハンドリングは得意なので、
AmazonやYahooなど商品情報をXMLで提供しているサイトはアグリゲーション出来ます。
しかし、定義のあいまいなHTMLをパースする機能は実装されていません。
そこで、楽天やヨドバシカメラなどのHTMLのみのサイトに関しては、
Javaの機能を使って間接的に取り込もう、というものです。
個人的には、リッチクライアント製品同士は競合しあうだけでなく、
連携して機能を補完しあうことで、ユーザーに新しい価値を提供できるという
可能性を提示できたと思っています。
詳細は、後日、リナックスコンソーシアムから、
レポートとしてあがると思いますので、興味のある方はそちらをどうぞ。