オープンソースについてちょっと考えた


オープンソース」というのは、コンピュータで実行されるソフトウェアを対象とするのが一般的でしたが、
最近では、ハードウェアのオープンソースラインセンス「OpenCores」や、
芸術作品に適用される「クリエイティブ・コモンズ」、Wikipediaに代表される「GFDL」などが出てきています。


いずれにせよ、創造性、もしくは専門性を持った人たちが情報発信者になっていますが、
もう少し間口を広げ、一般の人たちが参加できるオープンソースというものがあってもよさそうなものです。
「CGM」なんてのも、それらのひとつになるのかもしれませんが、
たとえば、学校の教科書オープンソース、ごみ処理・集配オープンソースといった公共性のあるものを
国民全員が発言しながら作り上げていけば、よりよいものができていくのでは、と思ったりするのです。
まあ、こんなことを言うと代議士さんたちが怒ってしまうのかもしれませんが・・・。


オープンソースのメリットというと、コンテンツをより安く使える、
というビジネス的なメリットばかりがフォーカスされがちですが、
本質的には「より多くの人がより容易に開発に加われることで高い価値を生み出せる」
ことこそがメリットであるはずです。


オープンソースで開発されることで、これまでには無かった価値が生まれるものがあるとしたら、
あなたはどんなものだと思いますか?


■コピー可能な芸術コンテンツ
http://www.media.t-kougei.ac.jp/~kuha/doc/sigmus61_anayamakuhara.pdf


ちなみに個人的には、「ラブレターのオープンソース」なんて面白いのではと思ってます。
成功例もフラれた例も含めて改良していくことで、
「どんな人でもオトす、完璧なラブレター」が開発できたら、
それはすごいことだと思うのですが、いかがでしょう?