モバイル端末の明日はどっちだ


このところモバイル端末における各社の動きが活発ですね。
ご存知のように、GoogleはアンドロイドというLinuxベースのソフトウェアスタックを発表し、注目を集めていますし、
マイクロソフトスマートフォン対応OSを、AppleiPhoneをすでに市場に投入しています。
Amazonによる電子書籍リーダ「キンドル」なんてものもあり、
まさにモバイル端末の業界に「kindle(火をつける)」された状態になっているようです。


「中身」となるハードウェアの世界でもその動きは顕著で、
iPhoneニンテンドーDSチップセットとなっているARMがこれまでのモバイル端末のトップシェアでしたが、
インテルが独自のモバイル用CPU「ATOM」を発表し、
日本や韓国の機器メーカを中心としたベンダーによるモバイル端末への提供で巻き返しを図っています。


インテルAtomでモバイルインターネットを推進
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0402/intel.htm


モバイル端末というと、日本では真っ先に携帯電話が挙がってきますが、
おもにビジネスユースにおいて、上記のような「MID(モバイル・インターネット・デバイス)」と呼ばれる
機器のニーズは間違いなく広がっていくでしょう。


たとえば、最近は個人情報保護のため、持ち出し用のノートPCでのメール閲覧が著しく制限されています。
メールやスケジュールをポータルサイトで管理しているような場合でも、
いつでもネット環境があるとは限りませんので、
そんなときに記憶領域を持ち、Windows資産との連携性が高いモバイル端末であれば、
単純なスケジュール管理やメール閲覧において、パソコンと同様の利便性で利用できます。


実際にモバイル端末が普及してくれば、単純なスケジュール管理やメールだけでなく、
もっと違った使われ方が生まれてくるような気もします。
個人的にはモバイル端末の利用を強制されるような世界はうれしくないのですが、
興味を持ってウォッチしていこうと思っています。



そういえば、先日、Google鉄腕アトムの誕生日を記念して、ロゴにアトムの顔を入れていましたが、
アトム=アンドロイド、Atom=Andoloid、インテルGoogle、なんてことを暗にほのめかしているのかしら、
などと勝手に裏よみしたりとか(笑)


Googleのロゴが鉄腕アトムに 誕生日を記念
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0804/07/news063.html